いつでも手ごろな価格で家計にやさしい「もやし」。
洗った方がいいのかな?とか栄養あるのかな?とか普段なんとなく気になっていたことをまとめてみました。
もやしって洗うの?
メーカーによって、「調理前に洗ってください」や「洗わずそのまま使えます」などと書いてあることがあります。
結局どっちがいいの?とずっと思いながら、なんとなく洗っていました。
気になってしらべたところ、もやし生産者協会のホームページには「もやしは出荷前に清浄な水で洗浄されていますので、基本的には調理前の水洗いは必要ありません。 ただし、お手元に届くまでやお手元に届いてからの保存状況の良し悪しなどによって臭いが気になる場合などには水洗いしていただいても結構です。」という記述がありました。
基本的には洗わなくてもいいようですが、においが気になったり、パッケージに洗うように書いてある場合には洗うようにするといいみたいですね。
洗うときは、ザルなどに入れて軽くすすぐ位でいいと思います。
栄養はあるの?
もやしは栄養が無いと言われていることもありますが、もやしには主に6つの栄養素があります。
主な栄養素や効能
- カリウム
- カルシウム
- ビタミンB群
- ビタミンC
- 食物繊維
- アスパラギン酸
カリウム
体内の余分な水分や塩分を体外に排出し、高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。
カルシウム
骨や歯をつくるのに必要な栄養素で、血液の凝固や筋肉の収縮などを調節する働きもあります。
ビタミンB群
疲労回復や体内でエネルギーをつくり出す働きがあります。不足すると集中力の低下や疲れやすくなったりします。
妊娠中の女性に欠かせないビタミンB群の葉酸もたっぷり含まれています。
ビタミンC
皮膚の老化を防ぐ、ストレスを和らげ、免疫力を高めて病気にかかりにくくなるなどの効果があります。
食物繊維
便秘の予防・改善、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立ちます。
アスパラギン酸
アミノ酸の一種で、疲労回復やスタミナ増強に効果的です。アスパラに含まれる成分として有名ですが、含有量はアスパラより多いことが知られています。
もやしのカロリーは、100gあたり15~30kcalなのでダイエットにも効果的です。
保存方法は?
もやしは野菜の中でも特に日持ちのしない食材です。
使う予定が無いけど、安いのでとりあえず買ってきて気づいたら変色していたってことありますよね。
野菜室よりチルドルーム
もやしは温度が高いと劣化しやすいので、野菜室ではなく温度の低いチルドルームに入れるのがおすすめです。
すぐに使う予定が無いのであれば、保存容器に入れて水に浸しておくという方法があります。
2日に1回ほど水を取り替えればシャキシャキしたまま、1週間以上保存できますが、栄養面ではおすすめできません。
ビタミンなどの水溶性の栄養素が流れ出てしまうようです。
おすすめは、パッケージの袋につまようじなどで何カ所か穴を開けて冷蔵する方法です。この方法だとそのまま保存するより2~3日長く保存できます。
冷凍保存も出来る
栄養を損ねずに長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめです。
穴を開けたりせずに、未開封のまま袋ごと冷凍するのがベストです。
冷凍すると食感は変わってしまいますが、スープや炒め物など、あまり食感を気にしない料理に使うのがおすすめです。
調理の際は、解凍せずにそのままフライパンや鍋などに入れてください。
簡単節約レシピ
もやしと豆苗の春巻き
私の思う春巻きと言えば、ひき肉・ニラ・もやし・しいたけ・春雨などが入っているのですが、今回は具材少なめ春巻き。
具材は豚ひき肉・もやし・豆苗のみです。
ニラが高かったので豆苗を代わりに入れてみました。
ひき肉を炒めて、色が変わってきたらもやしと豆苗を投入。
そして今回の味付けはシンプルに塩コショウとダシダのみ。
水溶き片栗粉でトロミをつけて、冷ましたら皮で包む。
油で揚げた完成品の写真を撮り忘れました。
いつもと違う「春巻きの皮」が安かったので使ってみたら、なんだかちょっと変わった食感。
ちょっと残念だったかな…。
味付けに使った「ダシダ」は、なんだか味が決まらないなって時とかにちょっと入れると格段においしくなるし、これだけでも味が決まるので、必ず常備しています。
|
もやしのおいしい茹で方は?
もやしを茹でる時、お湯から茹でる人も多いと思いますが、水から茹でると失敗なしに茹でることが出来ます。
水から茹でる
- 大きめの鍋に水を入れ、もやしも入れます。
- もやしを入れてから火をつけます。
- 強火にかけて、沸騰したら火を止めます。
- ザルにあげて水気をきります。
- 味付けする時は、あたたかいうちに。
水から茹でるメリット
- シャキシャキ感が残り、時間がたっても水っぽくならない。
- ザルにあげるタイミングがわかりやすいので失敗が無い。
- 沸騰してから茹でるより時短になり、光熱費の節約になる。
食品の値上げが相次ぐ中で、手ごろに買える「もやし」を味方につけて、物価高騰を乗り切りましょう!