北海道の郷土料理「飯寿司(いずし)」の作り方

飯寿司は北海道や東北に伝わる郷土料理で、魚と野菜を米麹に漬けて乳酸発酵させたものです。

低温で発酵させるので基本的に寒い時期に作られ、冬になるとスーパーでも見かけるようになります。

飯寿司に使われる魚は主に

  • ハタハタ
  • にしん
  • ほっけ
  • キンキ
  • カレイ

などが多いです。

私の実家でも20年以上毎年作っていて、お正月の楽しみの一つになっています。

旦那も実家の「紅鮭の飯寿司」がとても気に入っていて、私は4年前から母の味を受け継ぐために教えてもらいに行っています。

最初は鮭4本分いっぺんに樽で漬けたものを分けてもらっていましたが、2年前から鮭1本分で別樽で作ってみるようになりました。

材料(紅鮭1本分)

材料

  • 紅鮭     1本
  • キャベツ   中1/2個
  • 大根     中1本
  • にんじん   中1/2本
  • 生姜     適量
  • ゆずの皮   お好みで

調味料

  • 甘こうじ   200g
  • お米     1合
  • チェリー酢  適量
  • ミツカン酢  適量
  • 酒      適量
  • みりん    150cc
  • 砂糖(中白) 200g
  • 塩      適量
  • 味の素    適量
  • 鷹の爪    適量

 

下準備・作り方

1か月前

◇鮭の頭と内臓を取り、塩漬けする。

2日前

◇鮭の塩を洗い流し、水につけて塩抜きする。1~2回水を替える。

 

◇こうじにぬるま湯(40℃くらい)を入れてほぐす。
お酒も入れてほぐし、あたたかい所に置いておく。

前日

◇塩抜きした鮭を3枚におろし、チェリー酢を入れた水につけておく。

 

◇野菜を切る。

・キャベツ ざく切り
・大根   厚めの短冊切り
・にんじん ピーラーで細めの千切り
・生姜   大きめの千切り
・ゆずの皮 千切り

 

◇大根・キャベツに塩をまぶしておく。

当日

◇ご飯を硬めに炊く。
◇冷ましたご飯と砂糖半量をこうじに混ぜる。
◇大根・キャベツの水分をしぼり、にんじん・生姜・砂糖半量・みりんを混ぜる。

 

◇酢水につけておいた鮭を適当な大きさに切り分ける。(漬かると少し薄くなるのでちょっと厚めに。)

 

◇樽に漬物袋をかぶせ、野菜→酢・酒・味の素→こうじ→鷹の爪→ゆずの皮の順番に繰り返し重ねていく。

◇最後に中蓋をして空気を抜きながら、袋の口を軽く閉じておきます。

2日後

◇全体に馴染んだら、重しをする。

漬け込み期間・完成

◇徐々に重しを増やしていく。

◇だいたい40日くらい漬け込み、水切りをして完成です。

まだまだ未完成のレシピですが、今年の年末は一人で漬ける予定なので、少しでもスムーズに出来るようにまとめてみました。

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